私たちの身のまわりにある、例えば、携帯電話機から、日々の生活に欠かすことのできない電気など、あらゆるものが「機械」によって創り出されています。このような「もの造り」を学問の対象としているのが、「機械工学」という学問分野です。極めて幅広い学問であり、すべての工学の基盤ともなっています。
本コースでは、このような「機械工学」を教育・研究の対象としています。本コースでは、入学直後から専門教育への興味と意欲を喚起するための導入教育として、少人数による「機械工学セミナー」を開講し、エンジンの分解・組み立てなどのほか、プレゼンテーション技術等の基礎的教育、「機械工学実習」・「機械工学実験」及び主要専門科目に付随する豊富な演習等により基礎学力を養成するとともに、従来の機械工学の枠にとらわれることなく、急速に発展成長し続ける科学技術にも対応できるよう、コンピュータを活用した複数ロボットによる協調制御の実習、「デザイン実習」では答えの未知な課題を解決する科目として学生自ら考え・設計した機械を製作・動作機能の確認をすることによって、「もの造り」を体験・学習します。また、3DCADによる設計製図、卒業研究を通して、豊かな創造性と応用力・企画力などを持ち合わせた学生の育成を目指します。