膝関節のキネマティクス・キネティクスに関する研究

 

人工膝関節

はデザインや材料の改良に伴って飛躍的に進化しつつあり,さらなる高機能化の方針として可動範囲をさらに拡大し, 正座のような

膝深屈曲動作

が可能な製品を開発することが期待されています.

 ところが,膝を深く曲げたときの運動や力のかかり方,接触については不明な点がかなり多いのが現状です.このような データは,深屈曲が可能な人工膝関節の

設計,設計評価

には欠かせないものです.

 そもそも,膝にかかっている力はどうやって求めるのでしょうか.

歩行中には体重の3倍くらいの荷重がかかる

と 誰もが見てきたように言いますが,なぜそう言えるのでしょうか?

 そして,複雑形状の継手で

なんと6軸運動する

膝関節がどのように運動し,どこで接触してどのくらいの力がかかるか, どう考えればいいのでしょうか.

 歩行の解析ができているのに

深屈曲だと難しいのは何故

でしょうか?



○膝深屈曲動作とは?

○身体動作中の関節荷重の算出

○膝関節運動,接触,キネティクスの解析(まだ)

○深屈曲の罠1:大腿下腿接触力

○深屈曲の罠2:関節面の非接触状態